布張地「モケットグリーン」のご紹介

カリモク60ブランドで人気の張地「モケットグリーン」。
カリモク家具では1960年～70年代にかけてモケット生地を使った家具の販売を開始し、永く愛され続けてきた張地です。

一般的な布の張地と比べて独特の表情があるモケット生地ですが、電車やバスなどでも見かけたことはありませんか？
実は耐久性や耐摩耗性に非常に優れており、そのため公共交通機関で多く採用されているのです。
きめが細かく、起毛による光の反射によって生まれる独特の光沢は、古くから布の世界で王様的な存在です。

カリモク60で使用しているモケットグリーンは、一般車両用と比較すると毛足が長く、触り心地が良いことが特徴です。
長い毛なみを平滑に揃えるため、シャーリング（刃で削る）を3回行うなど、品質にこだわっています。
また、高速織機ではなく昔ながらのシャトル織機を使い、時間をかけて織り上げています。
そのため、膨らみとボリューム感のある、やわらかな風合いに仕上がり、愛着が沸くカリモク60ならではのモケットグリーンとなるのです。

写真は、フォークを猫の爪に見立ててガリガリと引っ掻いてみた後の状態です。
平織りの張地は大きくほつれてしまいましたが、モケットグリーンは、大きなキズ跡やほつれは残りませんでした。
これは毛足1本1本の長さや密度が高いため、引っ掻き傷が目立ちにくくなっているのです。
ワンちゃん、ネコちゃんの引っ掻き傷が心配な方にもおすすめですよ。